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2017/09/22 00:52 |
イムジン河、水清く。
ソウルに行ってきました。
札幌の劇団TPSが「ソウル演劇祭」に招かれたので
その同行ツァーに参加しました。

千歳から直行便でインチョン空港まで約2時間半。
時差もないし、ほとんど国内旅行感覚です。
3泊4日ですが、1日目到着が午後7時ころ。
最終日のホテル出発が朝6時ですから、正味2日。

演劇祭が行われた街「大学路(テハンノ)」は
3丁角ほどのところに、何10もの小劇場が集まっている
若者の演劇の街で、地下鉄「恵化」駅で降りると明らかに若者が多く、
みんな生き生きと明るく活気があります。
TPSが上演した「春の夜想曲」は、
あえて札幌の人にしか分からない要素をふんだんに盛り込んだ作品で
字幕つき上演とはいえ、どうなる事かと思いましたが
作品の意図はほとんど伝わったようで、好評でした。

ふたつのオプショナルツァーに参加しました。
ひとつは「ソウル市内観光半日コース」。
ソウルにいくつも残っている李朝王宮のうち
正宮の景福宮(キョンボックン)を案内してもらいました。
朝鮮総督府があったという場所に立って
つくづく、それはひどいな、あんまりだな、と思いました。
なにしろ、何百年もの歴史の象徴である大切な王宮の
正面入口、しかも門の内側に、すべてをさえぎる形で、
日本が建物をつくったのです。とても威圧感のある異質な建物。
韓国の人たちは、どんなに不愉快で、腹立たしかったことでしょう。
無神経なのではなく、あきらかな意図を建築物で表現したのです。
戦後50年間、撤去・保存をめぐって論争が繰り返されつつ
博物館などに利用されてきた朝鮮総督府を1995年撤去して、
今現在、景福宮の元の形を復元する工事が続けられています。

もうひとつのツァーで板門店に行きました。
北朝鮮との境界、非武装地帯の中の共同警備区域を訪問するツァーで
国連軍のバスで、ひとりひとりパスポート確認があり、警備の兵士がつきます。
サインを求められた宣言書には
「敵の行動によっては危害を受ける又は死亡する可能性があります。
(中略)国連軍、アメリカ合衆国及び大韓民国は訪問者の安全を保障する
ことはできませんし、敵の行う行動に対し、責任を負うことはできません。」
とあります。
この地を訪問できるのは外国人だけで韓国の人たちは行くことができません。
この日は、緊急の会議が入ったとのことで会議場を見ることはできませんでした。
歌にあるイムジン河と、その向こうに見える北朝鮮の土地をのぞみながら
報道で知らされていること、知らされていないこと、来てみなければわからないこと
などなど、様々な思いが去来しました。

日本と韓国、よく似ているところがあると思いました。
同時に、今現在、根底で大きく異なることがある。
それが演劇にどのように現れてくるのか、
今後も続く交流を注視していきたいと思います。

ソウル市内。先日、放火で焼失した南大門(ナムデムン)は
青い囲いでおおわれていました。
その南大門と景福宮を結ぶ大通りの中ほどに
李舜臣(イスンシン)の銅像が、にらみをきかせています。
秀吉の侵攻を追い払った英雄。
金芝河(キムジハ)の「銅の李舜臣」という作品があったはず。
探して読んでみようかな。
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2008/05/15 23:48 | Comments(0) | TrackBack(0) | 未選択

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