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2024/04/25 06:06 |
テアトロリストランテ寸評

4本の芝居を1時間半で楽しむ企画「テアトロリストランテ」の村山さんから、
芝居を観て率直な評価をブログもしくはツイッターで流す「評価システム」に
参加しませんかとのお話があり、寸評をお引き受けしました。
2011年4月9日(土)13:00の回をみた感想です。

星くずロンリネス  
3階建マンションの底が抜けた。一瞬にしてひと塊の集団と化した
住人たちは、さて、どうなったでしょうか・・・、というお話。
各階それぞれの会話が微妙にシンクロ、錯綜するプレイバックシーンは
よく構成されていました。
ニュージーランドが根にあるのかな? そういう深読みは無用と思うが
せっかくなら「地の底が抜ける」「足元が崩れる」という恐怖や非日常性をくっきりと
見せたら、最後の結末にも奥行きが出たのではないでしょうか。

Massive 4tsp.
Massiveの芝居を見るのはたしか3本目ですが、
毎回、どう楽しんだらいいのかな、という思いが残るのです。
役者の個性や、得難いキャラクターを見るのは、毎回とっても楽しい。
でも人物の関係やキャラクターがずっと変わらなかったり、
観る側のイメージが入りこむ余地のない、たたみかけ会話が続いたり。
も少し自由に楽しめるスキをつくってほしいです。

nargiless
ここで語られた内容は、ほぼ事実に基づいていると考えてよいのでしょうか。
被災地域の都市名をくり返し呼びあげる最終場面に説得力がありました。
震災から1カ月、いまだに日本中が整理のつかない想いをつぶやいているありさまが、
ここに、ある意味リアルに描かれた訳ですが、
表現に載せた以上、ここに止まるわけにはいかないでしょう。
朗読、群読、独白ナレーションは古典的手法で、
詩的に昇華する方向、冷徹な対話討論劇として構築する方向、
など様々な展開が考えられるでしょう。
今後のナルギレスの作品に、このテーマがどんな影を落とすのでしょうか。

リベラルシアター
荒唐無稽がサマになっているのですね。
演技の切れが良いのか、衣装などが丁寧に整えられているからなのか。
話の展開に脈絡がなく、無理がありすぎで、きょう観てきたばかりなのに、
どういう結末だったのか、思い出せないのだけれど・・・。
でもべつにそれで気にならない、のは、
演劇と言うよりバラエティショーだからでしょう。それも、あり、ですね。

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2011/04/10 02:32 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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